目次
総論・勲章の社会的意味
第1部 日本の栄典制度(勲章と社会的地位;戦前の叙勲と天皇制の関係―勲記に注目して;日本の歴史を栄典の観点から見る)
第2部 外国の栄典制度(イギリス―君主制国家の栄典制度;フランス―レジョンドヌール;ドイツ―国家と栄典制度の関係;アメリカ―軍人のための勲章)
著者等紹介
小川賢治[オガワケンジ]
1953年京都市生まれ。1977年京都大学文学部卒業。1984年京都大学大学院文学研究科博士後期課程修了。現在、京都学園大学人間文化学部教授。専攻は社会学・政治社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ユーキー・ノウェイン
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中世~現行栄典制度を非常に分かり易く説明し書き、内政外交などでの勲章の役割、天皇との関り、受勲者の偏り、華族の歴史、そして海外の栄典制度が詳しく紹介された。順番に英国、フランス、ドイツ、米国であり、この四カ国は栄典制度が全く違うのが良い。米国以外は騎士団からの元が勲章なので、米国は勲章ではMedalしかない。英国は栄典得る為に封建貴族を作り財政回復に。フランス受勲者を騎士団化し受勲者統治したり。ドイツは宣伝としてのが強く、帝國以前の勲章が否定されるとナチが勲章を宣伝に~、と第三者的で説明した白眉な良書です2012/08/31