屠場―みる・きく・たべる・かく 食肉センターで働く人びと

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屠場―みる・きく・たべる・かく 食肉センターで働く人びと

  • 三浦 耕吉郎【編著】
  • 価格 ¥2,090(本体¥1,900)
  • 晃洋書房(2008/04発売)
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  • サイズ B6判/ページ数 237p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784771019683
  • NDC分類 648.22
  • Cコード C1036

内容説明

屠場とはどんな所なのか。牛や豚が食するために屠られ肉へとかわる「その場所」で働く人びとの息づかいや仕事への熱い思いを描き出し「いのちと食」について考える。

目次

第1部 屠るという仕事(風情の屠夫;偶然の職人)
第2部 食の世界(細部を見る目と見わたす目―食肉卸業者の仕事;これぞプロの味!―内臓屋さんのホルモン講座)
第3部 状況のなかの屠場(存亡の危機に立つ食肉センター;仕事の両義性、もしくは慣れるということ)
第4部 食肉センターを支える人びと(こんなんないかなぁ、に応える仕事;裏方の仕事―職場づくりのダイナミクス)
第5部 明日の屠場(「屋根」という境界;食肉センターの将来展望)

著者等紹介

三浦耕吉郎[ミウラコウキチロウ]
関西学院大学社会学部教授。専攻は社会学、社会史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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テツ

33
生きることに必須なイベントは本来全て血生臭い。僕たちは他者の生命を奪い続けなければ自らの生命を繋ぎ続けることができないのに、現代社会ではそうした業や血の香りは徹底的に遠ざけられている。生きている生物を殺め処理し加工してようやくその生命は僕たちの糧となる。その過程を知らずにいるということが、ただ生きていることへの感謝が希薄になる理由の一つだと思うのだ。僕たちは生命を奪っている。僕たちの目の届かないところでそれを行なってくれる方々がいる。せめて知ることで人が人として生きる業を見つめよう。感謝して生命を奪おう。2019/04/09

いきもの

5
牛豚を屠殺し、解体する所謂「食肉センター」のお話。各現場の模様や職人業者のインタビューで構成されている。昔話も出てくるが「現在」に関してのフィールドワークなので差別系の話には深入りしていなくて、説教くささも薄く、どこか明るい。BSEやO157以後なのでそれほど情報も古くないと思われる。実際センターの中に入ったことがあるのでなんか色々と思い出して面白かった。2021/04/18

ユー

4
我々の主食になる「肉」「魚」「野菜」。その中でも、「肉」を作り出す過程は、絶対に表舞台に出て来ない。それは、やはり、4本脚2本脚で地を歩く生き物を人間の食用にすることに対して、何とも言えない思いがあるからなのか?歴史的背景や現状レポート、食肉センター内部写真、丹念に年月をかけて、「人」と「人」の関係を築き上げた上で書かれた非常に興味深い本です。2014/11/16

たまきら

2
こないだ見てきたばかりなので、場所は違えど技術の話はそのまま。文章が上手なのですごくリアルだ。そう、動物を食肉にするということに抵抗を感じるのは自然かもしれない。でも、現場を見て実際に加工される光景を見たとき、自分の心には技術に対する「ふ~ん、すごいもんだ」という気持ちしか出てこなかった。とはいえ、みなさんが素晴らしい技術で加工していた黒毛和牛さんたちは、私やそして加工している職人さんたちですらめったに食べられない高級品なんですけどね。2015/03/03

Eddie

2
肉を食べる以上、その肉を生産する人がいる、屠夫たちに差別意識はない、などと理屈では思っていても、その実体を知らない私たちは誤解だらけだと思う。現場ではどのような人たちがどのようなことを考えて仕事をしているか、現在屠場がおかれている状況はどうなのか、それを踏まえた上で消費者である私たちは何を考えなければいけないのか。この本が問いかける問題は、非常に大きい。2010/02/06

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