内容説明
不安定化する社会。社会や市場の倫理が再審され、そのなかであらためて市民社会思想に注目が集まっている。本書は、日本での市民社会論の先駆者の一人である平田清明が現実社会と古典思想の中に内在しつつ、市民や学生に平易に語りかけた論考を編んだ待望の遺稿集である。
目次
序 百年の日本人 河上肇
第1部 マルクスと現代―ソルボンヌにて
第2部 市民社会とレギュラシオン
第3部 日仏の比較論
第4部 日本経済への発言
第5部 教育行政・社会運動への発言
結 ケネー経済表の循環回転論的解明
著者等紹介
平田清明[ヒラタキヨアキ]
1922年生まれ。元鹿児島経済大学学長、京都大学名誉教授。名古屋大学、神奈川大学等においても教鞭をとる。1995年、逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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