内容説明
本書は龍谷大学社会科学研究所共同研究プロジェクト「アフリカン・イニシアティブとその展望」の研究成果刊行物である。収録した論文は主として研究会で発表され議論された研究論文であり、それに研究趣旨に賛同をいただいた研究者からの寄稿論文を加えている。各論考は執筆者の関心領域から現代アフリカ国家に分析のメスを入れている。
目次
アフリカ国家論争を俯瞰する
アフリカ国家論:フランス語圏からのアプローチ
アフリカ国家の変容と「新しい帝国」の時代
崩壊国家と国際社会:ソマリアと「ソマリランド」
アフリカの「影の国家」:国家主義から市民社会へ
「下からの政治」とアフリカにおける国家
ルイスの多元的統治モデルと現代アフリカ国家
アフリカにおけるエスニシティと国家の再構築
国家がつくる紛争:国民を守らないのはなぜか
シャリーア問題とナイジェリア国家の連邦制度
アフリカ国家の分権化とパートナーシップ
アフリカにおける地域統合と国家再建
エイズ政策にみる南アフリカの国家と市民社会
南アフリカにおける国家と都市統治
南アフリカにおける核開発政策と国家の民主化
著者等紹介
川端正久[カワバタマサヒサ]
1944年生まれ。龍谷大学法学部教授
落合雄彦[オチアイタケヒコ]
1965年生まれ。龍谷大学法学部助教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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