内容説明
一般的に人間学とは、古くは哲学の1つであり、人類学などとも別称・解釈されてきましたが、本書でいう人間学では、人間の生・老・病・死をめぐる問題、すなわち「人間は如何にうまれ、生き、老い、病、死ぬべきか(そして死後も)」という大テーマから、いくつかの問題に的をしぼり、各項目、あえて前近代的な、非科学的な眼差しから、あらためて人間とは何かを考えます。
目次
1 人間と科学
2 「できること」と「してよいこと」
3 生命と科学
4 科学はどこへいくのか
5 西と東の生命観
6 人間学の実際
補遺 墓ということ
著者等紹介
大谷照裕[オオタニテルヒロ]
1960年、大阪生まれ。滋賀大学経済学部卒。龍谷大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得。専門は生命・環境倫理、比較文化(宗教学)。流通科学大学講師、保護司も勤める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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