内容説明
フランス及びフランス領植民地の脱植民地化の歴史についてコンパクトにわかりやすくまとめた概説書。
目次
序章 近代史の文脈におけるフランス植民地帝国
第1章 歴史的状況
第2章 平和で妨害された帝国
第3章 植民地世界における変化
第4章 戦争からの絶望と希望
第5章 警告と混乱
第6章 崩壊
第7章 度重なる失敗モロッコ、チュニジア、アルジェリア
第8章 権限の平和的移譲サハラ以南アフリカ
著者等紹介
今林直樹[イマバヤシナオキ]
1962年生まれ。神戸大学大学院法学研究科後期博士課程満期退学。現在、宮城学院女子大学国際文化学科助教授
加茂省三[カモショウゾウ]
1969年生まれ。慶応義塾大学大学院法学研究科後期博士課程満期退学(2004年3月末見込み)。フランス・ボルドー政治学院大学院DEA。現在、東海大学講師、日本学術振興会特別研究員
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感想・レビュー
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MIRACLE
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アメリカの歴史学者が、フランスがアジア、アフリカに保有した植民地の独立までの動きについて、総花的にのべた本。本書は、史料の提示は史実のみで、しかも、歴史家としての洞察、分析を欠いている。フランスの海外植民地については、フランスが植民地の保有と、その放棄に至った思考の変遷が、重要だ。しかし、この核心的な部分について、本書とその解説からは、なにも学ぶことはできなかった。また、翻訳も、横文字を縦書きに直しただけの、学者特有の文体となっている。内容も、翻訳もダメな、低水準の代物だった。2014/11/26
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