内容説明
「啓蒙とは何か」を説いたカントの没後200年に当たる今、近代の視点に立ち、汎ヨーロッパ的な広がりの中で、「啓蒙主義の美学」とは何か、何であったのかをあらためて問う。
目次
精神史的および社会的背景(姿勢としての批判)
理性、規則、法則(「健全な精神bona mens」;永遠に変わることのない普遍的な規範 ほか)
想像力と驚異的なもの(真実から真実らしさへ;ファンタジー ほか)
感動と崇高(目的としての情動効果;共感と同情 ほか)
趣味と天才(創造者としての詩人;個性的なものと特別なもの ほか)
著者等紹介
神林恒道[カンバヤシツネミチ]
1938年新潟に生まれる。1967年京都大学大学院博士課程修了。現在、大阪大学名誉教授、立命館大学教授、文学博士
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