内容説明
生きて働く思想としての宗教の可能性を問う。徹底的に世俗化した現代社会において、宗教のもつ意味や位置を考察した意欲的な書。
目次
第1部 宗教と構想力の問題(「仮構」としての構想力;宗教の創造性と破壊性;宗教とエロース ほか)
第2部 宗教と超越(語りえないものとしての神;自己と世界―西田幾多郎のコーギトー理解を手がかりとして;現代世界における哲学と宗教 ほか)
第3部 宗教と社会(科学としての宗教、救済としての宗教;暴力と聖性;回心と洗脳―救済と心理学の関係について ほか)
著者等紹介
長谷正当[ハセショウトウ]
1937年生まれ。1965年京都大学大学院文学研究科博士課程修了。現在、大谷大学教授
細谷昌志[ホソヤマサシ]
1943年生まれ。1973年京都大学大学院文学研究科博士課程修了。現在、大阪外国語大学教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。