内容説明
本書は、一般に「意識」あるいは「心」と呼ばれる複雑きわまりないものの弁証法的考察を通じて、健康教育の観点から真の人間形成の可能性を哲学的に探求したものである。今後の人類にとって決定的に重要な思想的立場を提起した。
目次
第1章 意識のジレンマ(全体化か個性化か;自我の顕在化としての個性化 ほか)
第2章 絶対無としてのおおらかな心(自己探求;省察 ほか)
第3章 健康教育のすすめ(我々人間の自己限定;あるがままに受け入れる ほか)
第4章 おおらかな心から自由人へ(無限定の人間の自己限定;主客一元的合一化をこえて ほか)