内容説明
本書は、フェニックスの道徳論を彼の著書に基づいて整理したものである。まず、道徳性に関する主体的、個人的要因を生活の具体的状況に基づいて整理。つぎに、道徳性が問題となる生活領域に言及し、道徳性を関係的要素において整理した。さらに、関係的領域を統合する超越性との関連で道徳性を整理している。
目次
第1章 道徳性の主体的要因と規範(道徳性の特質;道徳性の主体的要因;道徳的規範の形式と内容)
第2章 道徳性の領域と民主主義(道徳的関心・責任の領域;価値の民主主義)
第3章 道徳性と宗教性(道徳と宗教との相補性;敬虔的志向と民主主義;教科目における道徳性と宗教性)
第4章 道徳教育の原理と方法