内容説明
本書はまず中国における主権原理と代表制を考察して、その射程距離で中国における選挙権論への検討を行ない、それから、中国の現行選挙制度、とりわけ人民代表の「定数不均衡」問題に焦点をあてた。
目次
序論 中国における立憲主義の形成と展開―立憲君主制論から「党主立憲主義」まで
第1部 中国の現行憲法における人民主権・人民代表制原理―人民代表の「免責特権条項」を手掛かりとして
第2部 中国における選挙権論―日本の場合と比較して
第3部 中国選挙制度の法的構造―その人民代表定数不均衡問題を焦点に