内容説明
本書は、現代のアメリカ経済を、その経済的覇権の衰退という大きな視点をふまえながら、その過程でできた幾つかの重要なテーマについて既存の研究業績のサーベイおよび独自の分析を展開。
目次
序章 覇権の経済分析
1章 アメリカの政治的転換とIMF―1941‐1948
2章 ドル危機とドル体制の転換
3章 基軸通貨の交替とアメリカの純債務国化
4章 マクロ経済と金融活動の相関
5章 金融不安定性とファイナンスおよび金融政策
6章 アメリカの金融政策における操作方式の変遷
7章 1980年代における金融規制と銀行経営の変遷
8章 アメリカにおける設備投資行動について
9章 1980年代の所得分配構造の変化
10章 日米貿易・経済摩擦の歴史的経緯