内容説明
デカルトが学問体系の頂とみたその道徳学を、人間学を中心に、認識論、形而上学、情念論、自由意志論をふまえ、先行哲学と同時代の思想状況に密接に関連させつつ、詳細に論じた画期的デカルト研究である。
目次
第1章 デカルト自由意志論(アンディフェランスの自由;モリニスム;『哲学原理』における自由論;意志と悟性;善意志)
第2章 デカルトのモラル・フィロソフィ(知恵の探究;善と自由意志;情念と徳)
第3章 デカルト『情念論』の研究(『情念論』の成立;『情念論』の目指すもの;心の能動と受動;心の情念;意志と情念;基本的情念;驚異;愛と憎;欲望;喜びと悲しみ;『情念論』の問題点)
第4章 デカルトにおける想像力の問題(『規則論』を中心にした考察;『省察』を中心にした考察;後期の著作、書翰を中心にした考察)
第5章 デカルトのイデア論(イデア論の視座;イデアの両義性;イデアのrealitas objectiva;イデアのfalsitas materialis)
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