内容説明
世期転換期ドイツの政治・社会・文化は根底的な地殻変動を経験し、急速な大衆社会化をなしとげつつあった。本書はこの時代像をイギリス若手歴史家たちが活写する論文集。
目次
序 「西ドイツ社会史派」批判の視点
1 右翼・農民・女性の自己動員と「上からの操作」(新しい右翼の誕生と社会変化;バイエルンの農民的ポピュリズム;フェミニズム運動の右旋回)
2 労働者階級における自律性と「統合化」(ルール鉱夫の日常生活と労働運動;金属労働者と急進主義;急進主義的青年労働者の誕生)
3 宗教・モラル・文化と社会変化(カトリック教徒と中央党;ミュンヘンのアヴァン・ギャルド)