出版社内容情報
小規模ワイナリーが次々に開業し注目を集める「千曲川ワインバレー」。その最前線で今と未来を見つめる玉村豊男氏のブログ・エッセ…15年ほど前には、ひとつの夢物語のように語られていた「千曲川ワインバレー」。
ここにいま、ワインと農業に魅せられた人びとが集まってきている。
新たな日本ワインの造り手たちを育成するワイナリー「アルカンヴィーニュ」と
栽培醸造経営講座「千曲川ワインアカデミー」のプロジェクトを進めながら、
千曲川ワインバレーのいまとこれからを展望する。
エッセイストであり、画家であり、農園主であり、
「ヴィラデストガーデンファームアンドワイナリー」オーナーでもある
玉村豊男氏のブログを、書き下ろしを含めて書籍化。
はじめに
JUNE
ロータリー卓話/アルカンヴィーニュ/官能審査委員会/さる大物投資家が……
シンポジウム/田んぼの石垣/いくつかのアイデア/除草ロボット
JULY
日本ワイン/時代遅れ/広域ワイン特区/産地表示/桔梗ヶ原メルロー
ワインは畑の傍らで/おいしい信州ふーど大使/ビジネスチャンス
農業ビジネス/新しい参入者/NUKAJI/メルシャン美術館跡地
ポータルサイト/東御ワインフェスタ/ワイン醸造学科
信大大室農場/ワイングロワーまたひとり
農地を求めて/新規参入を阻む壁/借り手の不安
AUGUST
貸し手の心配/棚と垣根/リスクヘッジ/運命の土地/シャインマスカット
農家の収益/ワイングロワーの考え/マイクロワイナリーの収支計画
ワインを育てる人/新規就農者の悩み/田んぼ専用?/お願いしている支援は……
いますぐ買えるブドウ畑/醸造機器のリース/ゴルフ場の再生
北海道ワイン事情(?)/北海道ワイン事情(?)
農水大臣視察/意外な農地情報/こんなホテルがほしい/古民家の改造
空き家民泊/スペインの民泊ホテル/サンディカ・ディニシアチブ
観光遺跡と生活観光/観光タクシー
SEPTEMBER
ニューヨーク州の躍進/ヴィニフェラとラブルスカ/ブドウ引っこ抜き条例
ワインフェスタの登壇者/御堂プロジェクト/醸造家住宅/酒税法を撤廃する?
香港の大胆な挑戦/スーツケース・クローン/フィロキセラ/苗木ビジネス
お酢をつくる虫/野生の王国/人間のテリトリー/カラスとドローン
山の中の畑/雨という情報/試行錯誤/育種という試み
OCTOBER
石垣壊し隊/東御の日/長野ワインを世界一にする
信州大学のプロジェクト/農業と工業のはざまで/栽培醸造学科の将来
ワインバレー巡検/GIS(地理情報システム)/駅に近い蒸留所
ウイスキーの原料/工業化時代の発想/20世紀はビールの時代
農業的価値観の時代/ワインの文法/酒造好適米/TPP対策/6次化チーズ工房
森林放牧豚/国境警備隊/自然派ワイン/臭いからおいしい?
物語を表現する/ワインの値段は絵の値段/ワインづくりはアートである
無添加ワイン/硫黄とワイン/奇跡のブドウ/地方創生交付金
NOVEMBER
日本ワインを買おうとする人/関税とワイン価格/関税撤廃の影響は?
先進国と新興国/国が後押しする産業/10ドルから100ドルまで
輸出というトラウマ/レストランのワイン価格/ワインは家で飲む
ヤマブドウ問題/ヘリテージ品種/日本ワインの行方/搾り滓の問題
ロマーノ・レーヴィ/共同蒸留所/わら巻き/凍害の研究/信州シードル
ブルターニュのリンゴ/シードルとワインの関係/クレープとガレット
ハードサイダー/リンゴの花見/古く美しい洋館/東上館検分
シルクとワインのミュージアム/軽井沢ワインポータル
DECEMBER
田沢おらほ村/ワインシティー循環道路/アルカンヴィーニュフォーラム
2016年 ――JANUARY/FEBRUARY/MARCH
東御ワインチャペル/軽井沢駅北口「オーデパール」/ワイナリー観光バス
東上館プロジェクト/千曲川ワインラボ/GIS研究会
日本酒・ワイン振興室
あとがき
玉村 豊男[タマムラ トヨオ]
1945年東京都杉並区に生まれる。都立西高を経て東京大学フランス文学
科卒。在学中にサンケイスカラシップによりパリ大学言語学研究所に留学す
るも紛争による休講を利用して貧乏旅行に明け暮れ、ワインは毎日飲むもの
だということだけを学んで1970年に帰国。インバウンドツアーガイド、
海外旅行添乗員、通訳、翻訳を経て文筆業。1983年軽井沢に移住、
1991年から現在の地で農業をはじめる。1992年シャルドネとメル
ローを定植。2003年ヴィラデストワイナリーを立ち上げ果実酒製造免許
を取得、翌2004年より一般営業を開始する。2007年箱根に「玉村豊
男ライフアートミュージアム」開館。著書は『パリ 旅の雑学ノート』、『料
理の四面体』、『田園の快楽』など多数。近著に『隠居志願』、『旅の流儀』。
『千曲川ワインバレー| |新しい農業への視点』刊行以来、長野県と東御市
のワイン振興の仕事に専念してきたが、古稀になった今年からは、少しスタ
ンスを変えてワインバレーの未来を見渡していきたいと思っている。
内容説明
15年ほど前には、ひとつの夢物語のように語られていた「千曲川ワインバレー」。ここにいま、ワインと農業に魅せられた人びとが集まってきている。新たな日本ワインの造り手たちを育成するワイナリー「アルカンヴィーニュ」と栽培醸造経営講座「千曲川ワインアカデミー」のプロジェクトを進めながら、千曲川ワインバレーのいまとこれからを展望する。エッセイストであり、画家であり、農園主であり、「ヴィラデストガーデンファームアンドワイナリー」オーナーでもある玉村豊男氏のブログを、書き下ろしを含めて書籍化。
目次
JUNE
JULY
AUGUST
SEPTEMBER
OCTOBER
NOVEMBER
DECEMBER
2016年―JANUARY/FEBRUARY/MARCH
著者等紹介
玉村豊男[タマムラトヨオ]
1945年東京都杉並区に生まれる。都立西高を経て東京大学フランス文学科卒。在学中にサンケイスカラシップによりパリ大学言語学研究所に留学するも紛争による休講を利用して貧乏旅行に明け暮れ、ワインは毎日飲むものだということだけを学んで1970年に帰国。インバウンドツアーガイド、海外旅行添乗員、通訳、翻訳を経て文筆業。1983年軽井沢に移住、1991年から現在の地で農業をはじめる。1992年シャルドネとメルローを定植。2003年ヴィラデストワイナリーを立ち上げ果実酒製造免許を取得、翌2004年より一般営業を開始する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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