内容説明
詩人・北原白秋の系譜の中に與田凖一を位置づけ、與田の詩と童謡の内実を克明に解析するとともに、與田の系譜の中に位置づく、現代を代表する詩人吉田定一までを、詩人・本間ちひろが論述した、画期的な童謡詩人論。
目次
與田凖一の詩情の萌芽―師父白秋と凖一の独自性
與田凖一と「シウル・レアリズム」―童謡雑誌「乳樹」をめぐって
與田凖一とモダニズム―戦下時の少年詩について
雑誌『乳樹』総目次
戦時下の與田凖一―子どものためではない詩の世界
著者等紹介
本間千裕［ホンマチヒロ］
１９７８年神奈川県生まれ。詩人・イラストレーター・児童文学研究者。東京学芸大学大学院修了。２００３年、絵本作家クラブ第５回絵本フェスタで奨励賞を、２００４年、『詩画集いいねこだった』（書肆楽々）で第３７回日本児童文学者協会新人賞を受賞する（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
