小学校児童の絵本読書指導論

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  • サイズ A5判/ページ数 316p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784770707413
  • NDC分類 019.2
  • Cコード C3037

内容説明

子ども読書の反応を、誰も取りあげなかった読書感想文から初めて分析し、自らの実践をふまえて、今後の絵本読書指導の展望を示した画期的な研究と実践であり、図書館学の立場から論及した、国語教育と児童文学との相互研究の成果である。

目次

第1章 序論―小学校児童の絵本読書指導研究の意義、方法、目的(児童期の絵本読書指導研究の意義;児童期の絵本読書に関する研究動向と課題についての方法論;小学校児童の絵本読書指導研究の目的)
第2章 戦後の小学校下学年児童を中心とした読書史―全国読書感想文コンクール入選の読書対象作品の統計から(戦後の小学校下学年児童が読み継いできた作品;戦後の小学校上学年児童が読み継いできた作品の中の絵本)
第3章 絵本の読書感想における児童の認識と絵本読書の課題(小学校下学年児童の絵本の読書感想からみた、対象についての認識;小学校下学年児童の絵本読書における絵の読みの問題;小学校上学年児童の絵本読書における絵の読みの問題;絵の読みも含め素直な感性からの感想を)
第4章 絵本の読書指導の実践(絵本の読書指導実践小史;米谷茂則の絵本読書指導の実践;グループによる絵も読む絵本読書への転換を)
終章 研究の総括と今後の絵本の読書指導研究の課題(研究の総括的な考察;今後の絵本の読書指導研究の課題)

著者等紹介

米谷茂則[ヨネヤシゲノリ]
1951年生まれ。1967年4月東邦化学工業(株)勤務。1977年3月退職まで10年間勤務。1975年3月会社勤務のまま、明治大学文学部史学地理学科(夜間部)卒業。千葉県立教員養成所(1977年4月~1978年3月)にて小学校教員免許取得後1978年4月千葉県船橋市公立小学校教員となる。以後、船橋市及び浦安市の公立小学校教員として勤務。1998年4月教職勤務のまま、東京学芸大学大学院教育学研究科(修士課程・国語教育専攻)入学。2000年3月同上修了。2000年4月教職勤務のまま、東京学芸大学大学院連合学校教育学研究科(博士課程・言語文化系教育講座)入学。2003年3月同上修了。2005年12月現在、千葉県船橋市内公立小学校勤務。明治大学非常勤講師、放送大学客員助教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はなびや

3
読書感想文から、子どもたちが本を読む時にどこに着目しどのような感想を書いているのかを分析し、大人は子どもたちにどのような読書指導を行えばよいのかが書かれており、とても参考になる。特にP185の「読書からのコミニケーション活動であるべき」というのは、村中季衣のブックコミニケーションや、米国で行われている交流型の読み聞かせともつながる。絵本を使って文章だけではなく絵も読むことを教えるという必要性は確かにある。絵本をまるごと楽しむ、楽しさをどう子どもたちに感じ取ってもらうのか、示唆に富んだ内容。2023/01/21

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