内容説明
子ども読書の反応を、誰も取りあげなかった読書感想文から初めて分析し、自らの実践をふまえて、今後の絵本読書指導の展望を示した画期的な研究と実践であり、図書館学の立場から論及した、国語教育と児童文学との相互研究の成果である。
目次
第1章 序論―小学校児童の絵本読書指導研究の意義、方法、目的(児童期の絵本読書指導研究の意義;児童期の絵本読書に関する研究動向と課題についての方法論;小学校児童の絵本読書指導研究の目的)
第2章 戦後の小学校下学年児童を中心とした読書史―全国読書感想文コンクール入選の読書対象作品の統計から(戦後の小学校下学年児童が読み継いできた作品;戦後の小学校上学年児童が読み継いできた作品の中の絵本)
第3章 絵本の読書感想における児童の認識と絵本読書の課題(小学校下学年児童の絵本の読書感想からみた、対象についての認識;小学校下学年児童の絵本読書における絵の読みの問題;小学校上学年児童の絵本読書における絵の読みの問題;絵の読みも含め素直な感性からの感想を)
第4章 絵本の読書指導の実践(絵本の読書指導実践小史;米谷茂則の絵本読書指導の実践;グループによる絵も読む絵本読書への転換を)
終章 研究の総括と今後の絵本の読書指導研究の課題(研究の総括的な考察;今後の絵本の読書指導研究の課題)
著者等紹介
米谷茂則[ヨネヤシゲノリ]
1951年生まれ。1967年4月東邦化学工業(株)勤務。1977年3月退職まで10年間勤務。1975年3月会社勤務のまま、明治大学文学部史学地理学科(夜間部)卒業。千葉県立教員養成所(1977年4月~1978年3月)にて小学校教員免許取得後1978年4月千葉県船橋市公立小学校教員となる。以後、船橋市及び浦安市の公立小学校教員として勤務。1998年4月教職勤務のまま、東京学芸大学大学院教育学研究科(修士課程・国語教育専攻)入学。2000年3月同上修了。2000年4月教職勤務のまま、東京学芸大学大学院連合学校教育学研究科(博士課程・言語文化系教育講座)入学。2003年3月同上修了。2005年12月現在、千葉県船橋市内公立小学校勤務。明治大学非常勤講師、放送大学客員助教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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はなびや