内容説明
本書は情報の科学技術史を国際的に俯瞰することによって、日本の情報技術が抱える問題点を明確にしようと試みたものである。このため、日本経済の命運を左右するほどの役割を担っているソフトウェア理論を概説すると共に、インターネット・電子商取引など日新月歩で発展を遂げている情報技術の最新動向を論じる。そして、米国、日本、アジア、欧州の情報産業がどのように生成・発展をとげてきたのか、その興隆プロセスを地域別の情報の科学技術史としてまとめた。
目次
第1章 米国と日本における情報の科学と技術
第2章 インターネットと電子商取引
第3章 情報科学の基礎理論
第4章 情報科学の応用理論
第5章 情報保護と情報公開
第6章 情報化社会を支える哲学と政策
第7章 韓国における情報の科学と技術
第8章 中国における情報の科学と技術
第9章 台湾における情報の科学と技術
第10章 欧州における情報の科学と技術