内容説明
本書は日本大学国際関係学部における講義に基づいて書かれたものであるが、国際政治や国際経済、社会の様々な問題に関心を寄せる一般の知識層にも、複雑な国際関係を理解するための教養書として役立つように編まれている。
目次
第1章 国際関係論の対象と方法
第2章 近代西欧の国際社会・国際法と勢力均衡
第3章 戦争と平和=現代の国際関係思想
第4章 戦後冷戦の展開と政治的現実主義
第5章 国際体系とその行為主体(アクター)
第6章 国際社会における国家とその主権
第7章 国際社会における民族と民族主義
第8章 国家間の相互作用と権力、外交
第9章 国際的相互依存の論理と現実
第10章 国際紛争と冷戦以後における国連の役割
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Midori Nozawa
7
著者松本博一氏に「読了しました!」とお話ししたいです。政治に無知な私でも興味深く通読できたのは、たくさんの文献を読み解き、考えを述べる著者のお蔭でした。戦争がどのような経緯でどこの国とどこの国の戦いなのか。戦後処理はどのように行われたか。世界平和を目指した仲裁でなく、自国に有利になるような会談になりがち。自国だけでやっていけないこの時代にいかに貿易を活発化させ、どこに生まれても飢えや虐待などのない一生を終えられるように、高い理想をもって視野を広げていきたいと思う。2022/02/19
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