内容説明
本書は、ここ十数年間に、大学の紀要や学会誌等に発表した論文を集成したものである。本書ではプラトンやクセノポンの著作に記されているソクラテスの言葉だけを考えるのでなく、ソクラテスが生きた時代の状況を概観し、この時代の人々が直面することとなった人間的課題に当時の知者達がどのような答えを出したのか、そしてソクラテスがどのような特色ある答えを出そうとしたのかを見てみようとした。このような視点から、ソクラテスの知の本質に迫ろうと考えた。
目次
第1章 ソクラテスへのアプローチ(哲学史におけるソクラテスの位置;ソクラテスが提起した新しいもの;ソクラテスがはたした役割;ソクラテスの本質;ソクラテス研究の極限;教育学的アプローチ)
第2章 ソクラテスの生きた時代(「墜落」について;理想的ポリス人;新しい人間像の出現;アテナイ人の課題)
第3章 知の状況(七賢人の知;哲学者の知;ソフィストの知)
第4章 ソクラテスの愛知と教育(ソクラテスの知者像;ソクラテスの愛知の旅;ソクラテスの教育)
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