内容説明
毎日、どこかの峠を越えてぼくは新しくなっていく。大ベストセラー「名探偵ミルキー」シリーズの児童書作家・杉山亮。妻子と離れて旅にでた33歳のときの宝物のようなまぶしい日々。
目次
六月一日~五日 長瀞‐秩父‐白泰山‐梓山‐清里‐富士見
六月六日~一〇日 富士見‐伊那‐奈良井‐野麦峠‐高山
六月一一日~一五日 高山‐天生峠‐ブナオ峠‐金沢‐高岡
六月一六日~二〇日 高岡‐富山‐神岡‐上宝村‐上高地
六月二一日~二五日 上高地‐島々谷‐松本‐霧ヶ峰‐八ガ岳‐佐久
六月二六日~二八日 佐久‐上野村‐城峯山‐長瀞
著者等紹介
杉山亮[スギヤマアキラ]
1954年東京生まれ。学校を出た後、当時まだ資格の認められていなかった保父になり、保父からおもちゃ作家へ、おもちゃ作家から児童書作家へ、児童書作家からストーリーテラーへと転身。ミルキー杉山が活躍する『あなたも名探偵』シリーズ(偕成社)は子どもに大人気のロングセラー。最近は、全国の小学校や図書館でものがたりを語るストーリーテリングの仕事も多い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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岡部敬史/おかべたかし
85
これのちくま文庫版を読んだのだけど、登録がないみたいなのでこちらに感想を。33歳の杉山さんが、突然一人旅に出る。その旅が徒歩であるのがまず惹かれる。僕も東海道を歩いてるけど、歩くことで見えるのは風景だけでなく対峙することでわかる自分というものがある。徒歩旅の記録はいつ読んでも面白い。長瀞から富山までの往復の徒歩旅行で杉山さんがわかったこととにすごくシンパシーを感じた。それはこういうことだ《自分は子どもといるのも好きだし、妻といるのも好きだし、一人でいるのも好きだということだ》。2025/05/08
gbkutakuta
8
自分が訪れたことがある地域をまわった旅のようなので読んでみることにしました。一人旅の目的はよく『自分探し』といわれがちだけど、それが終わり帰ってきても結論は出ないものではないかと思います。結論として言い切るものじゃないんだ。はっきりした目的よりも自分の中にルールを作ってある程度負荷をかけて旅したことがより味わい深いものになったと思います。徒歩で1ヶ月なんて自分には思いもつかない。絵本も書いているようだから読んでみたいと思います。2017/01/10
siva
0
タイトル通りの本だ。33歳の著者、妻から一ヶ月の旅の許可を得て寝袋とテントを背負い徒歩で旅に出る。心の中の二つの自分と問答しながら。かっこいい旅ではない。でもタブレットの地図で旅程を探りながら一緒にたどっていくのはすこぶる楽しかった。最後に書いてある。自由な旅はいつでもできる、と。2025/08/23