内容説明
アメリカでは、英語を話せない移民の子どもたちに、どうやって英語を教えているのだろう。アメリカの小学校で成功をおさめている、絵本を使った英語の学習法を具体的に解説。読み聞かせでは得られない、豊かで奥深い学習効果を実感してください。
目次
ガイデッド・リーディングってなに?
ガイデッド・リーディングのステップ紹介
ガイデッド・リーディングのグループ構成について
どんな本を選んだらよいでしょうか
読むときには3つのキュー(指示)システムを使ってみよう
アルファベットの読み方
民族が異なる子ども同士の、たった34語の友情物語―Yo!Yes?
やさしい英語絵本からアメリカ文化をたっぷり―No,David!
リズムあふれるライミング絵本は英語耳を育てます―Goodnight Moon
自尊心について明るく考える絵本―I Like Me!〔ほか〕
著者等紹介
リーパーすみ子[リーパースミコ]
アメリカ在住。成城大学文芸学部卒業。外国商社に勤務し、米国人秘書を務める。コピーライタとしての業務を経験後、米国留学。アイオワ州立大学大学院ジャーナリズム学部修士課程卒業。ニューメキシコ大学教育学部で図書館学コースを修了。1983年、ニューメキシコ州教員免許を取得し、ニューメキシコ州アルバカーキー市の公立小学校に図書館司書として20年間勤務した後、リタイヤ。時折来日して、アメリカの英語教育を紹介している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yu
15
今後の参考の為に読んだ。いつか小学校や幼稚園のボランティアで読み聞かせをしたいと思っている私には大いに参考になった。この本で挙げられている本は、内容的には幼児~小学校1.2年生レベルかなと思いますが、英語を習い始めの高学年にも応用できる。巻末資料もいい。2015/12/01
くまこ
8
例えば、"I Like Me!"(邦題『わたしとなかよし』)という、ちょっとおデブなぶたさんが登場する作品。お話に関係する何らかの経験を語り合い、タイトルを指で追い、物語の紹介をし、実際に読んで、推理、整理、自己肯定へと繋げていく。英語教育に携わっている方や、趣味で英語絵本を読みたいという方にとって、実践的アプローチが学べるのでとても有益だと思います。比較教育学の見地からも面白かったです。2013/05/31
しろくま
7
アメリカで、移民の子どもたち向けに小学校で英語を教えている著者。絵本を通した学習法を具体的に解説しています。巻末には資料付き。やっていることは日本の小学校の国語の授業と似ている気がしました。先生が読んだり、みんなで読んだり、一人で読んだり、登場人物や背景を理解したり・・・。P40のアルファベットの音の練習『フォニックス abc』は楽しそうでよいと思いました。2016/10/15
kuri
1
韻を踏む単語を集めるのはおもしろい。 子供との英単語クイズで韻を踏んでるのを続けて出すと、あれ?という顔をして、破顔した。子供も楽しそうで覚えやすそう。教える側(わたし)の英語力がないので、そこまで活かせないが、参考にはなりました。2015/05/11
鵞鳥
1
やはり、先生向けかも・・・2012/04/10