出版社内容情報
まだ言葉を話せない赤ちゃんと会話ができたら、どんなにいいだろう。ベビーサインはそんな願いをかなえてくれる。
「ベビーサイン」とは、赤ちゃんの身振りをつかう能力を活かして、赤ちゃんとのコミュニケーションを楽しむ方法のこと。はじめて赤ちゃんを育てるお母さんや、育児にストレスを感じている親たちの間に、ベビーサインは徐々に広がってきている。
本書は、アメリカの心理学者が10年以上にわたって続けてきたベビーサインの研究成果をまとめたもので、ベビーサインのつくり方や使い方をはじめ、実際にベビーサインをつかっている家族から寄せられた心あたたまるエピソードが多数紹介されている。
これまでの研究から、ベビーサインをつかうと、コミュニケーションがより豊かになり、親子の絆が強まり、赤ちゃんの話し言葉の発達も速くなることがわかっている。詰め込み型の早期教育とはまったく違うこの方法は、1996年にアメリカで刊行されて以来、大きな反響を呼び、アメリカの多くの保育園や託児所で採用されている。
本書では、日本語版オリジナルのイラストを満載し、ベビーサインをつかった日本語の手遊び歌や絵本の読み聞かせの例も紹介。赤ちゃんと意思の疎通をは
訳者からのメッセージ
ベビーサインの世界へようこそ
1 赤ちゃんは伝えたいことがいっぱい
▼この本を手にとってくれたあなたに
▼ベビーサイン誕生
▼ベビーサインは赤ちゃんの知的発達に役立ちます
▼赤ちゃんのなかの隠れた能力
2 赤ちゃんの言葉の発達………………言語はジグソーパズルのようなものです
▼赤ちゃんはどうやって言葉を覚えるの?
音遊び――発音する能力
社交性――人とかかわる能力
コミュニケーション――自分の気持ちを伝える能力
概念の形成――言葉の意味を理解する能力
シンボル――象徴を理解する能力
▼話し言葉をつかわないコミュニケーション
▼ベビーサインは言葉の習得を早めます
3 さあ、ベビーサインをはじめましょう!
▼ベビーサインをはじめる時期は赤ちゃんが教えてくれます
▼ベビーサインは簡単
日常的につかっているベビーサイン
ビギナーサインからはじめましょう
話し言葉といっしょにつかいましょう
赤ちゃんはほめられるとやる気になります
ベビーサインを生成――ベビーサインをつかって文章をつくる
▼自由な表現――ベビーサインに「正しい」つかい方はありません
6 エピソード……………ベビーサイン・ストーリー
クモ、なくなったよ/鼻をクンクン、お花をちょうだい/父と子の絆/魚はどこだ?/もっと、もっと、もっと!!/見て!〈鳥ウマ〉がいるよ/ヘルメット探しのロビン/いたくしないで/おやすみ、スーティ/ミルク、ちょうだい/私たち、親友よ/小さなネコには、小さなベビーサイン/ワニがついてるのじゃなきゃダメ/やめて、そっとしてね/ブタさんはどこへ行っちゃったの?
7 ベビーサインから話し言葉へ
▼赤ちゃんの世界の広がり
▼ベビーサインから話し言葉への移行
▼赤ちゃんがベビーサインをつかう期間
▼ベビーサインか、話し言葉か?
8 ベビーサインQ&A
9 ベビーサイン・リスト
▼名詞をあらわすベビーサイン
▼要求をあらわすベビーサイン
▼その他の役立つベビーサイン
日本語版 おまけの章………………ベビーサインをつかって日本語の手遊び歌と絵本を楽しもう
▼ベビーサインで歌おう
▼ベビーサ
・赤ちゃんの知的発達を助けます。
・話し言葉を身につけるのが早くなります。
・親子のストレスを減らします。
・赤ちゃんの隠れた能力を引き出します。
「ベビーサイン」は、“育児はこうするべきだ”と語るような、いわゆる「育児書」ではありません。
あなたは、赤ちゃんがする「しぐさ」を、これまで気をつけて見たことがありますか? どの赤ちゃんも、言葉を話すようになる前は、しぐさで自分の意志を伝えています。欲しいものを指さしたり、いやいやをしたり。「ベビーサイン」は、そのような赤ちゃんのしぐさを、積極的に子育てに使ってみようというアイデアから生まれました。
赤ちゃんにとって、しぐさは「言葉」なのです。話し言葉の発達だけに目を奪われていると、あなたは赤ちゃんが語りかけているのに、そのことに気がつけません。言葉を話せない赤ちゃんが、しぐさを使って一生懸命あなたに話しかけているのに、それを見過ごしてしまったら、赤ちゃんは子ミュけーションの楽しさを味わうことができません。それはとても大きなマイナスではないでしょうか? だって、コミュニケーションが楽しいものだと思えなければ、赤ちゃんは話し言葉を獲得する元気を失ってしまうかもしれませんから。
赤ちゃんにとっては、しぐさこそがコミュニケーション世界への入り口。赤ちゃんはしぐさをつかって一生懸命に、いまその入り口をノックして
内容説明
言葉を話すまえから赤ちゃんはあなたに語りかけています。アメリカの児童心理学者が3歳児で4歳児レベルの知的発達を実証。日本で初めて紹介される画期的な育児法。
目次
1 赤ちゃんは伝えたいことがいっぱい
2 赤ちゃんの言葉の発達―言語はジグソーパズルのようなものです
3 さあ、ベビーサインをはじめましょう!
4 ビギナーサインからベビーサインへ
5 ベビーサインで自由自在にコミュニケーション
6 エピソード―ベビーサイン・ストーリー
7 ベビーサインから話し言葉へ
8 ベビーサインQ&A
9 ベビーサイン・リスト
10 日本語版おまけの章―ベビーサインをつかって日本語の手遊び歌と絵本を楽しもう
著者等紹介
アクレドロ,リンダ[Acredolo,Linda P.]
心理学博士。カリフォルニア大学デイヴィス校教授。著者は、米国の国立児童保健・発達研究所などから助成を受けてベビーサインに関する研究をおこない、数多くの論文を発表。さらに、ワークショップなどをとおして、子育て中の両親や保育園の先生、小児科医にもベビーサインを紹介してきた。二人の処女作である『ベビーサイン―まだ話せない赤ちゃんと話す方法』は、テレビや雑誌など、さまざまなメディアでとりあげられ、新しい視点で書かれた画期的な育児書として注目を集めている
グッドウィン,スーザン[Goodwyn,Susan W.]
心理学博士。カリフォルニア州立大学スタニスラウス校教授。著者は、米国の国立児童保健・発達研究所などから助成を受けてベビーサインに関する研究をおこない、数多くの論文を発表。さらに、ワークショップなどをとおして、子育て中の両親や保育園の先生、小児科医にもベビーサインを紹介してきた。二人の処女作である『ベビーサイン―まだ話せない赤ちゃんと話す方法』は、テレビや雑誌など、さまざまなメディアでとりあげられ、新しい視点で書かれた画期的な育児書として注目を集めている
たきざわあき[タキザワアキ]
兵庫県出身。筑波大学卒業後、アメリカに留学。ギャローデット大学で教育学(ろう教育専攻)の修士号を取得。結婚後、ふたたび渡米。滞在中に『BABY SIGNES』と出会い、自らもベビーサインをつかった子育てを実践。現在は、手話通訳や翻訳の仕事をしながら、一男一女の子育てにあわただしい毎日を送っている
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