出版社内容情報
英国で19世紀に刊行されたオリジナル『ちびくろサンボ』の完全復刻版。インドで暮らす原著者が、母国イギリスで教育を受けている子どもたちにおくった絵ハガキがもとになっている。日本でも、岩波書店をはじめ数社から『ちびくろサンボ』が刊行されていたが、どれもイラストはほかの人のものをつかっていたため、オリジナル版の復刻は世界初となる。本文はすべて英語だが、簡単な英語なので、子どもたちの英語の勉強にも役立つ。
内容説明
『ちびくろサンボ』オリジナル版の完全復刻。「人種差別」の理由から、絶版されてきたこの物語を再び子どもたちのもとに蘇らせる。また、バナーマンの描いたオリジナルの絵を紹介。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
のぶりん
12
何度も何度も同じパターンの文章が次へとせかす。最後のmelted butter に、あーあ、そうだったと安定したオチ。そして169枚のパンケーキを食べたLittel Sambo にびっくりです。2018/03/25
読書日記
2
表紙がなかったので、同じ版かどうか不明だが、私が読んだのは本当にポケットに入る極小サイズ。わからない語も多かったが、調べないまま読み進め、ストーリーはおおかた理解できた。wasn't she pleasedは否定語だから喜んでなさそうだけど、その後の文を読むと多分、喜ばないはずがないみたいな意味なんだと思う。虎がコートを着たりするのもおかしいが、靴は二足だけだと役に立たないとか、意外に現実的な反論もする。バターになるまで走り続けるとかどんなだよw 『ghi』はインドのバターで、自分で作ったこともある。2024/06/22