内容説明
早慶両校はとかくライバル視されるが、創設者大隈重信と福沢諭吉は、明治初期から肝胆相照らす仲だった。本書は、大学創設に至る歴史と建学の精神を説く第一部、第二部、時あたかも太平洋戦争下に学んだ著者自身の経験を中心に昭和十年代の学苑生活を描く第三部の三部構成。
目次
第1部 早稲田大学事始(建学の祖 大隈重信;大隈の雌伏時代;明治十四年政変の前夜 ほか)
第2部 建学の精神(大隈重信と福沢諭吉―福沢書簡を中心に;早稲田大学の建学精神)
第3部 早稲田と私(文学部史学科回顧;早稲田大学における学徒出陣前後;早稲田堀の記―戦時下学徒の一青春)



