リーメンシュナイダーの世界

リーメンシュナイダーの世界

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  • サイズ A5判/ページ数 246p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784770409362
  • NDC分類 712.34
  • Cコード C0071

内容説明

リーメンシュナイダーの彫刻を求め、教会、聖堂、美術館、個人蔵の別なく、ドイツ・バイエルン地方の名もない寒村に点在する御堂、修道院まで訪ね歩いた巡礼記。残された資料を丹念に掘り起こし、小暗い聖堂でひとつひとつの聖像が語りかける声に耳を傾け、作品成立の謎を読みといていく。ゴチック芸術の頂点と言われる彫刻家の真相に迫る。

目次

1 リーメンシュナイダーとその時代
2 リーメンシュナイダー紀行(ミュンヘン美術館;ミュンナーシュタットの古い町;冬のヴュルツブルク;マインフランケン美術館;フランケン高地の旅;神秘思想と芸術;早春のローテンブルクからタウバー渓谷へ;五月のクレークリンゲン―永遠に女性的なもの ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kaizen@名古屋de朝活読書会

97
ドイツ、ヴェルツブルグの広場の噴水。バイエルン国立美術館、ベルリン国立美術館、マインフランケン美術館、ミュンナーシュタット監督教会、カールシュタット監督教会、クールハルツ博物館。人間の表情が生きているような像と、お面のような像が。新潮選書に加筆修正し、新しい章を立てたとのこと。ドイツに行く前に見ておくとよい。2014/06/11

どんぐり

37
リーメンシュナイダーは1460年生れのドイツ中世の彫刻家である。彼が彫った「昇天のマリア祭壇」「マイトブロン嘆きの群像」など聖書を主題としたゴチック彫刻は、柔和さ、静けさがただよい、見る者を釘づけにする。多くの美術史家や評論家は彼の彫刻に「抒情的」特徴をあげており、本書の口絵を見てなるほどと思う。リーメンシュナイダーの作品を一点一点見て回る著者の紀行文は、聖書を紐解くような解説であまり面白いとはいえないが、写真が多く載っているので、よしとしよう。2014/08/09

KAZOO

16
ドイツの宗教関係の絵画ではグリューネヴァルト、彫刻ではリーメンシュナイダーが好きで、昔ドイツにいたときに結構探し歩いてみていました。よくもこのような彫刻ができるものだと感心しました。キリスト教徒でない私も見ていると何か厳かな気持ちにさせてくれました。この本はそのリーメンシュナイダーについて丸ごと1冊すべてが語られていて、もう一度現地で見てみたい気持ちにさせてくれました。2014/06/21

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