内容説明
ドイツで大人気!「小さな悪い本」が日本にやってきた!やあ!さあ、急いで!おれさまを開いて、読んでみてくれ!たのむ!本物の悪い本になるために、おまえが必要なんだ。実験台のネズミとしてね。わかる?ただし、いっておくけど、おれさまは、おくびょう者のちびや、おしっこもらしには、まったく向かない本だ。おれさまのクイズや話は、まったくひどいもんだからな。用心しないと、おれさまの中に永遠にとじこめられることになるぞ。ゾッとするような怖い話や、ナゾとき、クイズがたっぷり!怖くて楽しいゲーム型のロールプレイングブック!
著者等紹介
ミスト,マグヌス[ミスト,マグヌス] [Myst,Magnus]
マーク・ホッツ(Marc Hotz)のペンネーム。1974年、南アフリカのプレトリアで生まれる。ドイツのバーデン=ヴュルテンベルク州にある映画アカデミー出身。2017年に『悪い本』シリーズを発表
フッスング,トーマス[フッスング,トーマス] [Hussung,Thomas]
イラストレーター、作家。1990年、ドイツのバーデン=ヴュルテンベルク州で生まれる。モンスターやお化けのイラストを得意としている
若松宣子[ワカマツノリコ]
翻訳家。中央大学文学部博士課程修了。中央大学、白百合女子大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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izw
9
ページ順に書いてなく、何ページか読むと、次に読むべきページを示すクイズがあり、その解答となるページに進む、という新鮮な形態が楽しめる。本自身が悪い本になるという意意志をもち、そのために読者に手伝ってほしいと呼びかけているスタイル、本の他にもう一人潜んで言い合っているスタイルも面白い。ただ、全体のストーリーとしては今一かなと感じた。巻末の著者紹介に「悪い本」シリーズを発表、とあるので他にも何冊か著しているのだろうか。他の本も読んでみたいが、普通の本以上に翻訳も日本語版の装丁も大変かもしれない。2020/02/27
ネジとサビ
7
あまり物語を読まない小4息子が前のめり!ページを行ったり来たり、計算したり考えたり、ドキドキしたり止まらない面白さだと大絶賛。 私には今ひとつだったから、子どもの視点から本のレビューを聞けて良かった。 他のシリーズも翻訳されていたら読んでみたい。2021/11/23