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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
えそら
3
オスマン帝国からの独立を目指すブルガリアの史実を元にした物語。牧歌的な暮らしと表情豊かな個性あふれる人々が魅力的だった。大虐殺という悲劇へとつながる四月蜂起を描いた作品で、書かれた年はまだ当時の記憶も生々しい1887年から89年だったこともあり、当時の情景を知ることができる。被支配民の目線で書かれた作品であり、当然の事ながら「トルコ人」は悪逆非道に描写されるが、近々と互いの村や町が隣り合う表現に、民族主義という新しい思想が現れるまでは何事もなく共存していた風景も伺えた。2017/12/30
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