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内容説明
無数のかもめの群れが、われがちに食物のきれはしをついばんでいる。食べるため、生きるためのその騒ぎをよそに、ただ一羽、飛ぶ練習に夢中になっているかもめがいた。ジョナサン・リヴィングストンだ。なによりも飛ぶことが好きだったのである。やがて彼は、つぎつぎと新しい高度の飛行技術を習得していった。群れを追放された一羽のかもめの生き方を通して、自由な精神を貫き、ありのままの自分でいることの大切さを、文章と写真で描き出した名作。
著者等紹介
バック,リチャード[バック,リチャード][Bach,Richard]
1936年イリノイ州生れ。アメリカ空軍戦闘機飛行士を経て、曲芸飛行士かつ航空機技師になった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
★★★★★
3
邦訳はむかーし読んだ気がする。安定した生活を捨ててしまった身としては、孤高の生き方には大いに共感!私の気持ちをわかってくれるのは、ジョナサン、きみだけだ!! となるかと思いきや、もはやこの本からは中二病的な痛さしか感じられませんでした。大人になるってのはこういうことなのね。2010/04/14
Lily ※amazon不買運動中
2
これが、世界的なベストセラーですか。死の取り扱いについて、異文化を感じた。私の深読みかもしれないが、選民思想的であると思うな。2014/06/21
鷲津洋次郎
2
寓話を英語で読むのは難しい。。。 カモメを擬人化し、飛ぶことを追い求めようとするカモメのジョナサンを通じて、周りと合わせること、自分のやりたいことをやること、その軋轢、可能性を信じること等、短い本の中に色々テーマが織り込まれていて、いろいろ考えるきっかけとなった。2013/03/17
きよ
2
大好きなRichard Bachさんの本を久しぶりに読んだ。邦題「かもめのジョナサン」です。カモメは、ただ飯を食うために飛ぶだけに飛ぶんだと言われたけど、どうしても満足できないJonathan。飛ぶことの喜びを追求するなかで、心の自由を手に入れる話なんですが、もはやカモメ版スターウォーズです。「目に見えるものを信じるな、それはすべて限界でしかないんだ」と熱弁するカモメの姿はヨーダ師匠を彷彿させます。 「Illusion」っていう作品もよかったですが、これを読めばあなたも明日からジェダイですわ。 May t2012/03/24
tamagokun
1
短い本だったので、英語の原文ですが数日で読み切れました。印象に残ったのは、ジョナサンのファーストペンギン的な生き方です。他のカモメは気づいていない「飛ぶ」ことに魅せられます。セカンドペンギンが現れないのが序盤のストーリーで、フレッチャーがセカンドペンギンとして登場して、ジョナサンが認められるのが中盤のストーリーなのかなと。こういった人生を崇高だとは正直あまり思わないですが、素敵な生き方の一つだと感じます。2021/05/01