Ruby books<br> 警官嫌い

Ruby books
警官嫌い

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  • サイズ 新書判/ページ数 236p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784770026590
  • NDC分類 933
  • Cコード C0282

内容説明

連日猛暑のつづくアイソラ市の路上で、夜勤に向かう87分署の刑事が、銃弾2発を受けて即死する。残された手がかりは、45口径の拳銃から発射された銃弾だけ。87分署の刑事たちの懸命の捜査にもかかわらず、解決のいとぐちはつかめない。つづいて黒人刑事が胸を撃たれて殺される。凶器は同じ45口径。恨みか、変質者のしわざか、それとも「警官嫌い」によるものか。地道な捜査がつづくなか、第三の犯行がおこなわれる。犠牲者はブッシュ刑事。彼の必死の抵抗にあって、犯人は多くの手がかりを残すが、直接犯人に結びつくものは何ひとつない。はたして犯人の目的は?本書は、その後の推理小説に新分野をひらいた「87分署シリーズ」の第一作目。

著者等紹介

マクベイン,エド[McBain,Ed]
1926年ニューヨークに生まれる。リチャード・マースティンやハント・コリンズといった名でハードボイルドや児童物などを書いていたが、1954年、本名エヴァン・ハンターの名で発表した『暴力教室』の成功で、流行作家の仲間入りをする。1956年、「87分署シリーズ」の第一作として執筆した本書『警官嫌い』が発表されるや大評判となり、以後50年近くにわたってこのシリーズを書き続けている。「87分署シリーズ」のほかに、フロリダを舞台にしたホープ弁護士のシリーズなどがある。1986年にアメリカ探偵作家クラブ賞巨匠賞を、1998年に英国推理作家協会賞を受賞
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

NAO

57
舞台は、ニューヨークがモデルの、架空都市。その市(この作品では、まだその市に名前はない)の87分署の刑事が、夜勤に向かう銃殺された。続けざまに3人が殺されるという事態に、市警は騒然とする。最後の銃撃の際に抵抗した刑事が犯人の手がかりとなるものを幾つか残したため犯人が割り出される。その動機というのが、なんとも身勝手きわまりない。現代の刑事ドラマでは陳腐ともいえるような話だが、この作品は1956年に書かれた警察小説の走りで、この87分署ものは20冊以上にもなるシリーズとなるほどの人気となった。2022/11/25

みんみ

2
熱波に襲われた架空の都市。1人の警官が銃殺されると言う事件が口火となる。シリーズの第1作。公衆電話に駆け込んだり、エアコンがなかったり、この時期に読んでも、汗をかくことの不快感を思い出してしまう。警察小説の原点がここにあるような気がする。2023/02/26

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