内容説明
煩悩と闘争の生涯をあるいた宮本武蔵。世代は遠く違っても、その苦悩は現代を生きる人たちにも大きく通じるところがある。武蔵は本能の赴くまま、悩み、もがき、猛り泣いて、その修羅道から救われるべき「道」をさがし求めた。だからこそ、その生命の記録は、あまりにも繊細に無気力に堕している今の日本人に強く訴えかけてくる。アメリカ、フランス、ドイツでベストセラーとなり、18ヵ国語版が出版された吉川英治畢生の代表作。楽しく読めて、自然に英語が身に付くバイリンガル表記。
目次
地の巻
水の巻
火の巻
風の巻
円明の巻
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- 和書
- 宮島・伝説の愛と死