集英社新書<br> 不平等をめぐる戦争―グローバル税制は可能か?

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集英社新書
不平等をめぐる戦争―グローバル税制は可能か?

  • 上村 雄彦【著】
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  • サイズ 新書判/ページ数 221p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784087208528
  • NDC分類 345.1
  • Cコード C0231

出版社内容情報

租税を回避する巨額の富に対していかにして課税できるか? グローバル税制の考え方と仕組みを示したのが本書である。環境問題から貧困問題まで。これらを一挙解決できるだけの財源はここにある!




上村 雄彦[ウエムラタケヒコ]

内容説明

名だたる大企業や著名人がタックス・ヘイブン(租税回避地)を利用して“合法的”脱税を行う実態を白日の下にさらした「パナマ文書」。それが示したのは、あまりにも不公平で一方的な富の収奪の世界だった。諸国民の税により築かれたインフラを利用し巨額の利益をあげながら、ほとんど納税しない大企業や富裕層の存在。租税を回避する巨額の富に対していかにして課税できるか?グローバル税制の考え方と仕組み、そしてその可能性を示したのが本書である。環境問題から貧困問題まで、これらを一挙解決できる財源は、ここにある。

目次

第1章 パナマ文書の衝撃
第2章 富の偏在を可視化すること
第3章 グローバル・タックスの可能性
第4章 グローバル・タックス実現のためのステップ
第5章 政治と現実を動かすために
第6章 グローバル・ガヴァナンス―EUの夢

著者等紹介

上村雄彦[ウエムラタケヒコ]
1965年生まれ。横浜市立大学学術院国際総合科学群教授、同グローバル協力コース長。専門はグローバル政治論。大阪大学大学院法学研究科博士前期課程、カールトン大学大学院国際関係研究科修士課程修了。博士(学術)。国連食糧農業機関住民参加・環境担当官、千葉大学大学院人文社会科学研究科准教授等を経て現職。グローバル連帯税推進協議会委員、グローバル連帯税フォーラム理事等も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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skunk_c

22
物騒なタイトルだが中身は後段の通り。航空券連帯税をひとつの切り口に、国家を超えたグローバル税制の仕組みを紹介し、日本での導入を進めようとするもの。ある種啓蒙書的で、市民が議員やマスコミを下から突き上げることがその実現に繋がるとも。確かに理想的にいけばそうなるかもしれないのだが、そもそも本書がどのくらい読まれるかなどと心配してしまう。著者も指摘していたが、日本では税金が年貢のような「取り立てられるもの」との考えが強く、自分たちのために使うものという意識に欠ける。この税に対する主権意識の欠如が最も問題かも。2017/11/29

coolflat

15
租税回避の問題は書類上、形だけ海外に移ったことにする事だ。形だけでも会社は海外に存在するので課税は海外でされる。しかしその法人所在地がタックス・ヘイブンであれば、税金はほとんど払わずに済む。日本の税収で整備されたインフラを利用しながら実質的な経済活動を行っているのだから、本当は日本で課税されなければならないにもかかわらず、だ。なぜこんな事がまかり通るのか。それは、経済、金融、企業活動はグローバル化しているのに、政治と法律と税金が追いついてないためだ。税は国境の壁があって越えられない。そこを利用されている。2017/07/14

とある本棚

4
国際協力業界の端くれとして「グローバルタックス」という単語は聞いたことがあったが、全く基礎知識を持ち合わせていなかったので勉強になった。グローバルタックスが何か大枠をつかみたい人にはお薦め。一方、グローバルガバナンスの議論が荒かったり(あまり理論的でない)、最終的な結論が世界政府の樹立であったりと、あまりピンと来ない部分があったのも事実。2022/02/09

gentleyellow

4
グローバルタックス(国境を越えて全世界で行う税制)についての本。常々思ってるのだが、米軍基地とかで集会してる自称平和主義者たちが、世界政府樹立を主張してないのは絶対おかしい。世界政府こそが世界平和とイコールなのは自明だ。この本が語るグローバルタックスは、その端緒となりえる概念。実際いまどうなのかは全く知らなかったので、勉強になった。こういう本が出るってことが一つの希望ですらある。2017/09/17

かじやん0514

4
めざす世界秩序像に議論はあれど、多国籍企業優位のグローバル経済を規制する方途を考える上で読んでおきたい本。2016/10/18

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