内容説明
要件を変えちゃうユーザ、予期せぬリスク・課題、知らんぷりの上司…。悩めるPMへ、“うまい方法”教えます。PMBOK・CMMIのエッセンス&IT紛争事例に学ぶトラブル回避策。
目次
1 提案と見積り
2 契約と法務
3 要件定義
4 プロジェクト体制
5 プロジェクト計画と管理
6 開発方式とシステム形態
著者等紹介
細川義洋[ホソカワヨシヒロ]
東京地方裁判所民事調停委員・IT専門委員、東京高等裁判所IT専門委員、ITプロセスコンサルタント。NECソフト株式会社(現NECソリューションイノベータ株式会社)にて金融機関の勘定系システム開発をはじめ多くのプロジェクトをマネジメントする。その後、日本アイ・ビー・エム株式会社にて、システム開発・運用の品質向上を中心に、多くのITベンダおよびITユーザ企業に対するプロセス改善とプロジェクトマネジメントのコンサルティング業務を担当。独立後は、CMMI、iTLL、PMBOK、BABOKなどを利用したプロセス改善コンサルティング、IT紛争の防止に向けたコンサルティングを行なう(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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奈良 楓
5
システム開発のプロジェクト管理ですが、その他長期プロジェクトの管理をどうするか考える上で大いに参考になりそうです。プロジェクトは始めが肝心、ととても感じました。77の管理のポイントとそれに対するプロジェクトマネージャーの一人言、IT専門調停委員の見解という構成になっています。かつてユーザー部門にいたので、プロジェクトマネージャーの独り言に殺気を覚えながら読みました。2014/10/12
subuta
4
プロジェクト管理に関わる77個の用語について、「語句説明」、「プロマネのひとりごと」、「IT調停委員からのアドバイス」の3項目が2~4ページで説明される。プロマネのひとりごとは、いくら立派なお題目を並べても結局はお客の都合に合わせるしかない、というような身も蓋もないがごもっともなコメント。それに対してIT調停委員からのアドバイスが、こんな点に注意しないとユーザ側とのトラブルに繋がるなど、判例や調停の事例を交えて掘り下げていく構成。こういうのを読むと、プロマネやってる人は超人ではないかと思えてくる。2015/11/09
ctrl+alt+deb
3
5年ぶりに読んでみた。変わんないんだろうなぁ現場は。人手が減った分闇が深くなってそうだけど、真摯に向き合えば昔より立て直しやすいはず。プロジェクト規模が小さくなってるので2019/05/06
疾風
2
だいぶ前の出版だが、今でも状況が全く変わってなくて笑った。プロジェクト管理で必須の項目毎に具体例が豊富で、プロマネを指向する方にはとても参考になると思う。2023/02/23
笠井康平
2
笑って読めるから楽しい2015/06/07