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内容説明
日本人の行動の動機に関して、多くの人が問い、無数の回答がなされてきたが、日本人の世界観の謎は決して解かれることはなかった。しかし、本書によって、日本人の「縮み志向」―一寸法師から、盆栽、箱庭、茶室…俳句に至るまで、常に小さいものを求め、小さいものへ向かう傾向。これが、トランジスタやエレクトロニクスに花開いて、日本経済の繁栄がもたらされた―が解説されてはじめて、真に日本的なものが明らかになった。欧米の眼によるのではなく、言語、風俗、文化などが酷似し、またむかし日本文化にも大きな影響を与えた韓国の眼を通して発見された、日本文化の本質!英語で読んでも面白い。重要単語・表現法が一目で分かる段落対応レイアウト。楽しく読めて自然の英語が身に付くバイリンガル表記。実用から娯楽まで読者の興味に応える多彩なテーマ。
目次
第1章 裸の日本論
第2章 「縮み志向」六型
第3章 自然にあらわれた「縮み」の文化
第4章 人と社会にあらわれた「縮み」の文化
第5章 現代にあらわれた「縮み」の文化
第6章 「拡がり」の文化と今日の日本
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
壱萬参仟縁
1
文化的には縮小傾向で、経済的には拡大志向であった日本社会。韓国人が書いた日本人論だから、当たっている部分が多く、日本人として反論し難い。折詰弁当型に象徴されるような、ウサギ小屋と揶揄されてきた日本のマンション。劣悪な住環境である。そして、極めつけはカプセルホテルである。通訳案内士の分野では、春分の日/秋分の日に並んで、外国人の関心の高い分野だといわれている。コンパクトな軽自動車もその価値観に合致している。島国だからやむをえないが、無資源国だからやむをえない社会事象となっている。今年の試験に出る?2012/05/04
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