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内容説明
「今夜の『ファウスト』では、マルガレーテ役をクリスチーヌ・ダーエに歌わせること。さもないと、呪われた悲劇の幕が開くだろう―」。ある日、支配人のもとへ、「オペラ座の幽霊」と名乗る人物から一通の手紙が届いた。いったい彼は何者なのか。美しき歌姫クリスチーヌを愛してしまった醜い怪人が、かなわぬ愛ゆえに嫉妬に狂い、数々の殺人を犯してしまう。1800年代末のパリ・オペラ座を舞台に、ガストン・ルルーが描くせつない愛の悲劇。あのミュージカルの感動が再び、ここに甦る。辞書のいらない「ルビ訳」、単語にぴったりの訳語がルビになっています。