出版社内容情報
食料をつくって食べること、これは農学研究の重要なテーマである。広島大学生物生産学部では、農・畜産・水産業のほか食品加工まで様々な分野が学べる。特に農場や家畜の飼育、観測船や食品工場などを通じて、実際に自然や生物と触れ合いながら研究できるのは魅力的である。持続的な生産や食料自給率の向上に注目が集まるなか、広く一般の方々からこれからの農学系を学びたい中高生にとっても、自分が興味・関心のあるものを見つけられる格好の入門書である。
目次:はじめに(三本木至宏)/1章 鳥類のサイエンス[日本鶏大図鑑(中村隼明・都築政起)、1-1.ニワトリの起源と伝播(西堀正英)、1-2.ニワトリの保存(中村)、1-3.ニワトリを健康に管理する(新居隆浩)、1-4.ニワトリの卵で薬を創る(松崎芽衣・堀内浩幸)]/2章 哺乳類のサイエンス[のぞいてみよう?「農場」(妹尾あいら)、2-1.乳牛を健康に管理する(杉野利久・黒川勇三)、2-2.哺乳類の生殖細胞と雌雄の産み分け(島田昌之・梅原 崇)、野良ネコとヒトの共生を目指して(妹尾)]/3章 農業と昆虫のサイエンス[イネの在来品種大図鑑(上田晃弘)、3-1.塩害に強いイネをつくる(上田)、3-2.分げつの形づくりを理解して、お米の収量増加を目指す(田中若奈)、3-3.中山間地域における農業の現状と課題(長命洋佑)、セント・オブ・バタフライ(大村 尚)、有機化合物の世界(太田伸二)、極限環境ユスリカの世界(河合幸一郎)]/4章 海洋のサイエンス[のぞいてみよう?練習船「豊潮丸」(平山 真)、4-1.つくり育てる漁業を実践する(冨山 毅・若林香織)、4-2.海洋の生物多様性と生産環境の劣化の現状と未来(浅岡 聡・加藤亜記)、海の未利用・低利用資源(加藤・若林・坂井陽一)]/5章 食品と微生物のサイエンス[のぞいてみよう?「食品工場」(山本祥也)、5-1.美味しさ、健康、安全を実現する食品研究(山本・小泉晴比古・矢中規之・中山達哉)、5-2.酵母工場(船戸耕一・藤井創太郎)
目次
第1章 鳥類のサイエンス(日本鶏大図鑑;ニワトリの起源と伝播 ほか)
第2章 哺乳類のサイエンス(のぞいてみよう!!「農場」;乳牛を健康に管理する ほか)
第3章 農業と昆虫のサイエンス(イネ在来品種大図鑑;塩害に強いイネをつくる ほか)
第4章 海洋のサイエンス(のぞいてみよう!!練習船「豊潮丸」;つくり育てる漁業を実践する ほか)
第5章 食品と微生物のサイエンス(のぞいてみよう!!「食品工場」;美味しさ、健康、安全を実現する食品研究 ほか)
著者等紹介
三本木至宏[サンボンギヨシヒロ]
広島大学大学院統合生命科学研究科・生物生産学部(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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