内容説明
「総合馬術競技」を読んで気づいていただきたいのは、選手はもちろんのこと、インストラクターやグルームに対しても、非常に細かい点ですが、いまだ十分には知られていない守るべきことを説明していることです。この著作は、選手になってまだ日の浅いライダーはもとより、上手な選手や馬術教師にとっても、乗馬のための準備、トレーニング、競技や馬の管理について、気になる疑問点を解決してくれるはずです。もちろん、クロスカントリーコースの構想についても説明しています。さらに、これからの総合馬術競技を考えるうえで、科学的なトレーニングがもたらすであろう新しい技術や馬術の展望についても触れられています。
目次
第1部 総合馬の調教(馬の選択;若馬の調教 ほか)
第2部 コンディションの調整および身体の準備(トレーニングにおける生理学の基礎知識;飼料 ほか)
第3部 馬術競技(馬の輸送;馬術競技 ほか)
第4部 クロスカントリーのコース・デザイン(コース・デザイナーの役割;野外障害の製作 ほか)
著者等紹介
ガルウ,パトリック[ガルウ,パトリック]
陸軍士官学校出身で、馬事に関する技術士官、馬術教官。また、バドミントンやバークレイでは、広大な地形を詳しく調査し、これらも参考にしながらクロスカントリーコースのできばえを独自に検証・評価した
後藤浩二朗[ゴトウコウジロウ]
東京都出身。幼少より乗馬に親しみ、1984年日本大学経済学部卒業。全日本学生、全日本選手権等優勝および入賞多数。大学卒業後、北米、英国、オーストラリア、ニュージーランドほか馬術先進国に馬術留学。1986年アジア大会ソウル会場にて団体初優勝、個人銅メダル。1991~99年フランス ル・マンを本拠地として選手兼指導者として活動。1992年バルセロナオリンピック総合馬術競技にて団体7位入賞。1993年国際総合馬術競技CCI☆Lummenベルギーにて優勝
吉川晶造[ヨシカワショウゾウ]
1930年大阪生まれ。1943年初乗り。1947年関西大学予科入学。馬術部に入部。1964年フランス政府給費技術留学生として経営・管理高等研究所等で履修。その際、パリ近郊の乗馬クラブに入会。帰国後、住友商事(株)大阪本社から東京本社に転勤、馬術部に入部。1970年サイゴンに駐在、同地乗馬クラブで騎乗。エクウス・ライディング・ファーム会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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