内容説明
本書は20余年に及ぶ著者の研究営為の成果から表題に即して八篇のモノグラフを選び適宜改訂、加えて新たに総論と補論を書き下して構成された社会学論集である。如上収録論考すべてが掲げられた表題に収斂されるが、著者の問題意識・研究関心・理論構成はおしなべて現代ドイツ社会学の主題と展開に不即不離の軌跡を辿っているといえよう。
目次
第1部 社会理論(ダーレンドルフの社会理論;統合理論と闘争理論;経営の社会理論;社会構造分析の一視点―コミュニティを手がかりに)
第2部 行為と社会的役割(行為の理論の今日的展開;社会化論への一考察―バーガー・ルックマン;社会的役割;役割と自律性―ホモ・ソシオロジクスの世界;役割概念の歴史的性格)