内容説明
日本統治時代の1923(大正12)年1月15日に台湾で生まれ、旧制台北高等学校と京都帝国大学(現・京都大学)で学んだ農業経済の学者が、いくつかの偶然によって国家元首である総統にまで上り詰め、独裁政権下にあった戦後の台湾を民主国家に昇華させた人物が李登輝氏だ。
目次
第1章 虚々実々の中台両岸関係
第2章 日本統治下に生まれて
第3章 大東亜戦争と台湾
第4章 政治弾圧時代の苦悩
第5章 蒋経国学校の卒業生
第6章 薄氷を踏む新任総統
第7章 静かなる民主革命
第8章 日本よ、台湾よ
著者等紹介
河崎眞澄[カワサキマスミ]
東京国際大学国際関係学部教授。1959年東京都練馬区生まれ。日本大学藝術学部放送学科卒。1987年産経新聞入社。1995~1996年にシンガポール国立大学華語研究センターに派遣留学。経済部記者、外信部記者などを経て2002~2006年に台北支局長、2008~2018年に上海支局長。2015年から論説委員兼務。東京本社に帰任し、論説委員兼特別記者。2022年から現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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