出版社内容情報
昭和期の陸軍軍人の中にあって時代状況、国際的位置、軍事能力などを客観に捉え、見極め、自らの信条に従って使命を遂行した10人の軍人の実像を捉えた書。
【目次】
内容説明
日本の巨大組織であった昭和陸軍の高級将校一〇〇〇有余人―その中より独自の歴史観で一〇人の理性的軍人を選び出し、反理性、反知性たる枠組の中に身を置きながらも時代状況、国際的位置、軍事能力などを客観的に捉え、見極め、時流に抗しても自らの信条に従って使命遂行に奔命した男たちの素顔と業績を浮き彫りにする人物伝。
目次
第一部 陸軍良識派の意味とその系譜(良識派の軍人像を考える;参謀本部の作戦参謀を検証する)
第二部 良識派軍人の実像とその発想(石原莞爾〈日中戦争時の第一部長〉;武藤章〈日米開戦時の軍務局長〉;今村均〈自らに責任を課した軍人〉;渡辺錠太郎〈二・二六事件で斬殺された硬骨軍人〉;下村定〈陸軍解体の見届け役をつとめた陸相〉;河辺虎四郎〈統帥の崩壊に立ち会った参謀次長〉;宮崎繁三郎〈インパール戦・最後尾から撤退した人格者指揮官〉;辰己栄一〈対英非戦を訴えた駐在武官〉;石井秋穂〈日米開戦に苦悩した政治将校〉;堀栄三〈独自の情報哲学をもった情報参謀〉)
第三部 昭和陸軍の実像をどう伝えるか(一木支隊(ガダルカナル戦)の兵士とその現在
戦後の宰相・吉田茂が見た昭和陸軍論)
著者等紹介
保阪正康[ホサカマサヤス]
1939年12月、札幌市生まれ。同志社大学文学部社会学科卒業。評論家、ノンフィクション作家。出版社勤務を経て著述活動に入る。主に近代史(特に昭和史)の事件、事象、人物に題材を求め、延べ4000人の人々に聞き書きを行ない、ノンフィクション、評論、評伝などの作品のほか、社会的観点からの医学、医療に関する作品を発表している。現在、個人誌「昭和史講座」を主宰。2004年、菊池寛賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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