出版社内容情報
終戦までの7年間で卒業生総数2131名。日本軍が進出した全戦域で情報戦、宣伝戦、諜報戦、ゲリラ戦などを展開した秘密戦士たちの真実。「謀略は誠なり」の精神を堅く守り、中国、満州、南方で特殊任務についたプロの工作員たちはいかに行動したのか。その実態を明らかにする渾身のノンフィクション!
【目次】
内容説明
昭和十三年、諜報、謀略、防諜、ゲリラ戦などの活動のための工作員養成を目的に設立された陸軍中野学校。軍服を脱ぎ、「見えない戦争」を戦った諜報エリートたちは徹底した訓練、ユニークな教育をうけ、世界各地で秘密作戦のかずかずを実行した。知られざるスパイ養成学校の実態を描いた渾身のノンフィクション。
目次
承前 陸軍中野学校全史を刊行する著者の思い
序章 帝国陸軍のインテリジェンスの歴史(明石元二郎に託された「四〇〇億円」の機密費;ロシア、英国にも匹敵する陸軍の情報収集能力 ほか)
第一章 異色の軍学校「陸軍中野学校」とは、どんな学校だったのか(留魂祭に集う老戦士たち;真実の姿を追う旅 ほか)
第二章 封印されてきた数々の極秘計画(中国経済を壊滅せよ!;杉工作の実態とは ほか)
第三章 特殊工作の真実(樺太・対ソ情報戦―北緯五〇度線を挟んだ熾烈な戦い;南樺太の情報活動の始まり ほか)
著者等紹介
斎藤充功[サイトウミチノリ]
1941(昭和16)年、東京生まれ。東北大学工学部を中退後、民間の機械研究所に勤務。その後、フリーライターとなる。共著を含めて50冊以上のノンフィクションを手がけ、中でも陸軍中野学校に関連する著作が最も多い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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