内容説明
強大なロシア陸軍にいかに対抗するか。兵器の性能と数量の格差を埋めるため、日本は新技術・戦術を考え困難な戦局を打開した。要塞砲の野戦への転用、弾丸の量産効率を上げた材質・工程革新…奇跡ともいわれた勝利を掴んだ陸戦兵器の全て。幕末以来の日本兵器を網羅した史料『兵器廠保管参考兵器沿革書』収載。
目次
第一章 日露談判
第二章 砲兵課の戦争準備
第三章 砲兵工廠の戦争準備
第四章 攻城砲兵の戦争準備
第五章 日露戦争に参加した兵器
第六章 二十八糎榴弾砲
第七章 要塞戦備の一端
第八章 各戦闘の特色
第九章 沙河会戦の砲弾欠乏
第十章 戦陣挿話
付・兵器廠保管参考兵器沿革書
著者等紹介
佐山二郎[サヤマジロウ]
昭和22年、岡山市に生まれる。拓殖大学卒業。旧陸軍の兵器・器材を中心とした軍事技術史を研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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