内容説明
利用者・患者の自立を支援する注目の手法。スタッフの働き甲斐や意欲向上にも効果的。質問をして答えを考えてもらうことで、本人の自己決定や自己解決をサポート。
目次
第1章 コーチングとは
第2章 ゴールを目指すコーチング
第3章 迷ったときのコーチング
第4章 困ったときのコーチング
第5章 よく使うコミュニケーション技法
第6章 ロールプレイでコーチングを学ぶ
第7章 プロセスレコードでコーチングを学ぶ
第8章 複数を相手にするグループコーチング
第9章 1人でできるセルフコーチング
第10章 逆さまのピラミッドと目標管理
第11章 ティーチングとコーチングの使いわけ
第12章 コーチングに関するFAQ
著者等紹介
諏訪茂樹[スワシゲキ]
1987年法政大学大学院社会科学研究科修士課程修了。1990年日本大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得。1999年日本保健医療行動科学会中川賞受賞。現職、東京女子医科大学看護学部・人文社会科学系准教授。専門はコミュニケーション論、人間関係論、集団・組織論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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みったん
3
コーチングは、「傾聴」は基本だけれど、開かれた質問をすることによって本人の中にある答えを引き出していく。カウンセリングでは「励まし」はしないけれど、コーチングの場合はそれもアリ。扱う領域が違うのだ。カウンセリングは心に病(や問題)を抱えている人のため、コーチングは課題や目標の達成のために。福祉現場での利用者の「自己決定の尊重」に役立ちそうな方法だ。ただ理論を理解するだけじゃなく、しっかり自分の言葉になるように身につけないと、逆に不自然になりそうだ。矢継ぎ早に質問攻めとか嫌だし。2011/12/06