内容説明
米軍公刊戦史に『ペリリュー島日本守備隊は祖国のために全員忠実に戦死せり』と感銘をもって記された凄絶な日米攻防戦の全貌―四万四千の兵隊と数百両の戦闘車両を投じた米軍に対し、一万余の日本兵は知略闘魂の限りを尽くして出血を強いた。最後の一兵に至るまで勇戦した知られざるペリリュー洞窟戦を描く。
目次
第1章 狙われた天皇の島
第2章 米軍の威力絶大
第3章 水際撃滅戦への憂慮
第4章 敵前上陸
第5章 海中五十キロ伝令
第6章 史上最大の洞窟戦闘
第7章 闘魂は尽きず
第8章 「サクラ・サクラ」
著者等紹介
舩坂弘[フナサカヒロシ]
大正9年、栃木県に生まれる。昭和15年、満蒙学校卒。16年、満州216部隊に入隊、19年、中部太平洋に参戦。21年、復員。その後、書店経営にあたり、大盛堂書店会長。南太平洋慰霊協会理事、全日本銃剣道連盟参与、東京都ユースホステル協会理事など数団体の要職につく。テキサス州名誉市民章を受ける。平成18年、歿(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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