内容説明
大陸での初空戦から真珠湾、ラバウル、本土防空を戦った名指揮官、重傷を負いながら不屈の闘志で復帰した伝説の男、特攻隊員に指名されたベテランの過酷な運命…緒戦の栄光の戦い、熾烈な南方消耗戦、質・量に勝る敵機との本土上空の激闘を戦い抜き、敗戦後も自らの腕を頼りに生きた八人が遺した貴重な肉声。
目次
進藤三郎―零戦初空戦を指揮した歴戦の指揮官
日高盛康―「独断専行」と指揮官の苦衷
羽切松雄―敵中着陸、二度の重傷
角田和男―ラバウル、硫黄島、特攻、戦後の慰霊行脚
原田要―幼児教育に後半生を捧げたゼロファイター
小町定―大戦全期間を闘い抜く
大原亮治―我が人生ラバウルにあり
山田良市―三四三空分隊長から自衛隊の航空幕僚長へ
著者等紹介
神立尚紀[コウダチナオキ]
1963年、大阪府生まれ。日本大学芸術学部写真学科卒業後、講談社「フライデー」専属カメラマンを務め、主に事件、政治、経済、スポーツ、災害などの取材報道に従事。1995年、戦後五十年を機に戦争体験者の取材を始め、以後、インタビューした旧軍人、遺族は五百人を超える。1997年よりフリー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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