内容説明
昭和六年九月十八日、奉天郊外・柳条湖で満鉄線が爆破された―誰が事変を起こしたのか。部隊・兵器・弾薬の輸送にとどまらず、情報収集、通信・連絡、医療、食糧などの輸送から、内外の宣撫活動、慰問にいたるまでを担った満鉄。事変を誘発した根源は満鉄にあり、満鉄が存在しなければ事変は起きなかったのか。
目次
プロローグ 工作
第1章 確執
第2章 悲願
第3章 交渉
第4章 決断
第5章 謀議
第6章 暗雲
第7章 楽土
エピローグ 変転
著者等紹介
岡田和裕[オカダカズヒロ]
1937年、満州国安東市、現在の中国遼寧省丹東市で出生。終戦の翌年、山口県岩国市に帰還。岩国高校卒。上智大学文学部新聞学科中退。東京スポーツ、竹書房を経て文筆業に転身。専門は近現代史。安東会幹事、近現代東北アジア地域史研究会、東洋文化研究会各会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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