内容説明
機略縦横、勇猛果敢、奇襲戦法を得意とした風雲児―狐のように狡知で、また狼のように獰猛な独断専行型の恐るべきマキャベリスト。一作戦参謀の身でありながら、なぜ彼は重要作戦に重用されて絶大な権力をふるうことができたのか。日本の死命を制したいくたの作戦計画を立案し、作戦指導を行なった男の生涯。
目次
第1部(奇襲電撃作戦;機略縦横;最前線の一匹狼;英軍最後の部隊;真の勝利;悪魔の仕業)
第2部(東條と辻と;功名に走る男;奇怪なる事実;杜撰なる敵情判断;賭け勝負の思想;責任転嫁)
第3部(東奔西走;参謀本部への栄転;近衛首相爆殺計画;滅亡への道;惨悔たる結末;参謀の資質;全滅の責任;時代の寵児)
著者等紹介
生出寿[オイデヒサシ]
大正15年3月、栃木県に生まれる。海軍兵学校74期。海軍小尉。東京大学文学部仏文科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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