内容説明
「伊藤の前に伊藤なく、伊藤の後に伊藤なし」(小泉信三)と謳われた比類なき大海軍記者が綴る感動の太平洋海戦史。連合艦隊の死を嘆きとむらう者がないのを憤り悲しみつつ、「連合艦隊の最後」をしたためた著者が、さらに年をへて、ほとばしる情熱のすべてをかけて綴った“伊藤戦史”の掉尾をかざる不朽の名著。
目次
第1章 サボ島海戦の完勝
第2章 完全勝利の内容
第3章 残る戦略問題
第4章 海空戦の初勝利(サンタ・クルーズ海戦)
第5章 タサファロンガ海戦の勝利
第6章 米英を三倍抜く
第7章 世界一の好運艦「雪風」
第8章 不沈駆逐艦の意気
第9章 不眠不休の大活躍
著者等紹介
伊藤正〓[イトウマサノリ]
明治22年、茨城県水戸市に生まれる。大正2年、慶応大学理財科を卒業。時事新報社に入社する。昭和3年、編集局長となる。その後、中部日本新聞主筆、共同通信社理事長、日本新聞協会理事長、時事新報社社長、産経時事主幹、産経新聞顧問等を歴任する。第一級の海軍記者として活躍。昭和37年4月21日、歿(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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