内容説明
欧州大戦の波動は東洋の一角をまきこみ、わが国は日英同盟の誼により青島要塞攻略作戦を発動した。わが国に内心敵意はなく、わずか七〇日間に数万の兵を用いたにすぎないが、ドイツもわが国と戦うつもりはなかったという。戦後の俘虜取扱から連合国に対する兵器供給まで、わが国が関与した第一次大戦の実像を描く。
目次
日独戦争の起因
日独戦争の経過
戦争準備
砲兵部隊の編制と行動
砲兵の戦闘
青島要塞攻撃の戦況
要塞戦に関する事項
砲兵に関する事項
工兵に関する事項
敵の築城その他に関する事項
無線電信隊の行動
鉄道隊の業務
航空隊の行動
攻城砲兵司令官の従軍所感
四五式榴弾砲の腔発原因および破甲榴弾の効力実験
青島攻城戦の比較
わが国の戦死傷者
俘虜の取扱い
戦利兵器
外国へ兵器の譲渡
出征部隊の所見
海軍の作戦
海軍重砲隊の行動
著者等紹介
佐山二郎[サヤマジロウ]
昭和22年、岡山市に生まれる。拓殖大学卒業。旧陸軍の兵器・器材を中心とした軍事技術史を研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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