内容説明
三五ノットの速力、二〇センチ砲一〇門と一二門の魚雷発射管を搭載する強大な力は世界の注目を集めた―内外に広く知られ、連合艦隊の中核戦力として輿望をになった、重巡洋艦「鳥海」のマレー方面攻略作戦から、その終焉レイテ海戦までをえがいた海戦記。元乗員が武勲の誉れ高い傑作艦の死闘の航跡をつづる。
目次
第1部 マレー攻略戦の凱歌(南遣艦隊旗艦;三亜港出撃;スマトラ攻略作戦 ほか)
第2部 ソロモンの死闘(ガ島燃ゆ;ツラギからの緊急電;「三川艦隊」動く ほか)
第3部 レイテ湾の落陽(米軍、レイテに上陸;栗田艦隊出撃;レイテへの道 ほか)
著者等紹介
諏訪繁治[スワシゲハル]
大正11年2月生まれ。重巡「鳥海」に乗り組み、第一次ソロモン海戦に従軍。早稲田大学政経学部卒。サンケイ新聞経済部記者を振り出しに論説委員、編集委員を歴任。平成2年12月、逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。